2016年9月22日

クリエイター初心者に送るPCスペックの選び方

「ユーチューバーを目指したい」、「パソコンでイラストを描きたい」、
「作曲がしてみたい」、「写真家として世界中を周りたい」・・・

そんなクリエイターを目指したい方や学生に、
本気で考えたパソコンを紹介します。

同時に、CPUメモリなどのスペック選びにも参考になると思います。


・写真編集や静止画像制作をしたい

高度な編集をせず写真を保管する役割が強いのなら、
CPUはCeleron(セレロン)、メモリ4GB、HDD500GBで問題ないでしょう。

そういった用途なら、簡単な写真動画編集ソフトが付属している
東芝やNECの格安ノートパソコンがベストです。

写真は、高画質になるほど容量を必要としますが、
ポスターサイズ以上の大きさのプリントを予定していなければ、
普通画質かそれ以下でも十分です。

通常画素数のファイルなら写真1枚当たり1MB以下、
高画質なら1枚当たり5MB程度を目安としても良いかとは思います。


もし、人物や自然絶景を美しく加工する予定が多いなら、
CPUは動作が早いCore(コア)シリーズ以上は欲しいところです。

本格的なものを目指したいなら、
初心者でも、メモリ8GBからが良いと思います。

その場合、PC画面の解像度はフルHD以上、
持ち運びする事が少なければ、
画面サイズは17型以上も候補に挙がります。

また、パソコンの起動や動作が早いSSD256GBに、
外付けHDDで対応する事もオススメ。

GeForceなどのグラフィックボードに対応した
画像編集ソフトもありますが、CGをバリバリ使う予定がなければ、
初めは非搭載のパソコンで十分だと思います。


カメラもスマホではなく、専用の一眼レフカメラなどが必要となり、
インクジェットプリンターも用意しましょう。

紙やプリンターの発色にもこだわりたい。

そして、メモリースティックなどで、しっかりバックアップを取り、
いずれ外付けのSSDやHDDも必要になります。



・作曲や音楽制作をしたい

オーディオCDなど、通常の高音質(16bit,44.1KHz)だと、
1分当たり約10MBのデータ容量が必要だといって良いでしょう。

逆に考えてみると完成した曲はそこまで容量を必要としません

また、外部の音を録音せずにPC内で曲が完成する場合も、
同様にそこまで変わりません。

しかし、ボーカルやギター、ピアノなど、
多くのトラックを外部から録音する場合は、
数テイク必要となりますので、
さらに数倍の容量を使ってしまいますので注意です。

※超高音質で録音すると、そこからさらに数倍の容量が必要であり、
 MP3のような圧縮保存形式だと1分当たり約1MB程度で済みます。

音楽制作における必要なパソコンのスペックは、
HDD500GB程度からですが、
SSD256GBプラス外付けHDDもオススメです。

しかも、HDDよりSSDの方が静音性にも優れています。


音楽制作はスピードや安定性が重要ですので、
本格的なものならCPUは上位Coreシリーズ、
メモリ8GBは欲しいところで、
画質はあまり関係ないでしょう。

PC内蔵のスピーカーは大型で音質が良くてもいいですが、
録音編曲等で移動する事が多ければ、少しコンパクトな
11~14型も視野にいれてみてもいいかもしれません。

ボーカルなどを外部から録音する場合は、
ノイズを減らすオーディオインターフェースは必須で、
外部スピーカーやヘッドホンも数台用意して損はないでしょう。
鍵盤もほしいところです。

しかし、DTM(デスクトップミュージック)初心者なら、
そこまで欲張らなくてもよいと思います。

※ハイレゾなど16bit,44.1KHz以上の高音質を伝えるには、
  高い技術力と高級な機材の数々が必要になります。



・イラスト漫画、デジタル絵画を制作をしたい

イラスト漫画制作は、ほとんどデータ容量を使いません。

もし、メートル単位に拡大してプリントするならまだしも、
用紙の大きさレベルでのプリントやネット上にイラストをUPするには、
通常の解像度(dpi)での保存で十分すぎるでしょう。

油絵やブラシなどのデジタルアートに対応したソフトも多く、
その際は、解像度が高くてもよいかもしれません。

イラスト制作ソフトのほとんどは、
マウスでも複雑で綺麗な線が描ける「ベジェ曲線」という機能があります。

しかし、手描き感が出せて作業が早い、
外付けペンタブレット(特に日本のWacom社製、世界シェアNO.1)は、
押さえて頂きたいところです。

PCのスペックは、メモリ4GB程度、128GBのSSD
CPUはCore中位シリーズ以下からでも十分でしょう。
※ただし、ソフト起動時や広範囲の画像処理では、
 低価格CPUだとけっこう時間がかかります。

外でのスケッチなどの用途ではタッチペン対応PCも良いです。

ただ、大きい画面で外付けペンタブレットを使用した方が
長時間の作業では疲れないので、サブPCとしてオススメです。

ドスパラやパソコン工房のクリエイターPCには、
イラスト漫画向きノートも扱っています。


・動画編集やアニメ制作をしたい

動画編集は最もデータ容量を使い、
本格的になるほど高いスペックや装備品が必要になります。

撮影した動画を編集するなら、
初心者であってもHDD500GB以上は絶対必須です。

そして、外付けHDD(USB3.0対応7200rpm)などで、
保存やバックアップも比較的早く必要になります。

しかし、アニメーションでは制作に時間が掛かり、
その場合は大容量のHDDは必須では無く、
SSDが良いと思います。

高画質になるほどデータ容量を大きく使いますが、
大画面でなければ違いは分かりにくいです。

さらに、手描き風アニメならペンタブレット、
CGアニメーションならグラフィックボードが必須です。
※本格的なCG動画制作に、
 ゲーム用グラフィックボードは、あまり適していません。

また、CG動画制作は、
最もCPU性能やメモリ容量を必要とするのです。


もし、スマホで撮った思い出動画を保存して簡単な編集なら、
低価格CPUのCeleronでも問題ないでしょう。
(少し時間はかかります。)

ここでも、格安ノートPCで十分です。


しかし、本格的な編集やユーチューバーを目指したい場合、
初心者でも上位のCoreメモリ8GB以上はチェックしたいところです。

できれば、動作が早いハイブリッドHDDがオススメです。

その場合、画質も良く光学ドライブ内蔵でオールインワンの
中位モデル以上のPCが、初めはオススメです。

PC画面の解像度はフルHD以上で、
パソコンを移動する予定が少なければ、
画面サイズは大きい方がいいでしょう。

DVDスーパーマルチドライブでも十分過ぎますが、
余裕があればブルーレイディスクドライブ。

そして、ビデオカメラマイクへとステップアップを目指しましょう。




もし、超本格的な4K映像編集やCG制作をするなら、
デスクトップパソコンの方が良いでしょう。

モニターやグラフィックボード、スピーカーにもこだわれて、
最上位のCPUやスペックを選ぶことも出来ます。


どのジャンルのクリエイターであっても、
プロフェッショナルはデスクトップPCに行き着くと思いますが、
まずは、ノートパソコンから入っても問題はありません。

モバイルノートPCなら外出先でのクリエイトや、
座って足に乗せたり寝っ転がっての操作もできます(笑)。

また、高い性能スペックをより安くお探しなら、
マウスコンピューターなどBTOに特化したメーカーも良いでしょう。

しかも、それらBTOメーカーのクリエイターノートは大きく進化しており、
将来的に、プロフェッショナルがデスクトップを使わない割合が、
増えるかもしれません。

これらの事が少しでも参考になればと思います。



今は、動画や曲をYouTubeで公開したり、
写真や漫画イラストをブログに載せたりして、
閲覧回数やクリック数などで広告収入を得ることもできます。
(Google Adsenseの参加には18歳に達している必要があります。)

チームを作って、面白動画やショートムービーを作ったり、
「自作音楽アルバムチャンネル」「著作権フリーの写真ブログ」
「イラスト個展サイト」など、いくらでも可能性があります。

例えプロになれなくても、将来的な小遣いや収入にも期待できます。


くれぐれも、クリエイトには著作権や肖像権を侵害しないように注意し、
規約違反や迷惑にならないようにしましょう。

初心者にも分かりやすいCPUやメモリなどの選び方